四国新幹線整備促進期成会は6月4日から、四国の新幹線の早期実現に向けた署名活動を開始した。
期成会は徳島・香川・愛媛・高知の四国4県知事や経済団体などで構成。署名は期成会のウェブサイトで個人と企業・団体に分けて受け付けている。郵送・ファクスでの提出も可能。集めた署名は国土交通大臣に提出し、国への要望活動で活用する。
期成会は「四国の新幹線は、圧倒的な時間短縮効果によって四国内外との交流を飛躍的に拡大し、観光、産業、生活、そして防災面に至る幅広い分野での効果が期待されます」として整備のメリットを強調し、署名への協力を呼びかけている。
四国を通る新幹線は大阪市~大分市を結ぶ四国新幹線と岡山市~高知市を結ぶ四国横断新幹線が計画されている。期成会は膨大な事業費が必要になる鳴門海峡や豊予海峡を除く、徳島~高松~松山と岡山~高知の合計約300kmの先行整備を目指している。
期成会によると先行整備区間の概算事業費(車両費を含む)は1兆5700億円。年間169億円の経済波及効果があるという。
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