JR戸畑駅に「西鉄バス定期券売場」 みどりの窓口の横、駅前広場改良で利便性向上も



JR九州・西鉄・西鉄バス北九州・北九州市は2月3日、JR鹿児島本線の戸畑駅に西鉄バス定期券売場を設置すると発表した。

戸畑駅のみどりの窓口(左)。この横に西鉄バスの定期券売場を設ける。【画像:JR九州】

北九州市の福祉施設「ウェルとばた」内に設置されている西鉄バス北九州の西鉄バス定期券売場を、戸畑駅のJR指定席券売場「みどりの窓口」の横に移転する。移転日は2月24日。JRみどりの窓口と西鉄バス定期券売場が隣接するのは、これが初めてだ。西鉄バスの利用者にとっては、戸畑駅バスロータリーと定期券売場の距離が近くなり、利便性が向上するという。

これに合わせて北九州市は3月に、バス駐車スペースの拡張を含む戸畑駅前広場の改良工事を実施。西鉄バス北九州は戸畑駅2階に西鉄バス乗務員の待機場所を新設する。これにより、戸畑駅を発着するバスの従来の待機場所までの回送運行を削減し、周辺道路の混雑緩和や二酸化炭素(CO2)排出削減につなげていくという。

JR九州と西鉄は2019年9月、「輸送サービスにおける連携に関する覚書」を締結。日豊本線の下曽根駅で列車・バス乗り継ぎの利便性向上(2020年3月)を図るなど、共同で公共交通の活性化に取り組んでいる。

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