「ウエストエクスプレス銀河」来年度コースは「区間拡大」「日ごとに変わる停車駅」



JR西日本は1月25日、長距離列車「WEST EXPRESS 銀河(ウェストエクスプレス銀河)」の来年度2022年度の運行方面が「山陰コース」「紀南コース」に決まったと発表した。サービス内容を一部変更する。

117系改造車の「ウエストエクスプレス銀河」【撮影:鉄道プレスネット】

2022年4月は車両メンテナンスのため運転しない。5月から9月までは山陰コースの京都~出雲市間(伯備線・山陰本線経由)で、上下とも夜行列車。従来は上りの運転区間が出雲市→大阪間だったが出雲市→京都間に拡大し、上下とも同じ区間を走る。このほか、「おもてなし内容」をリニューアルして沿線の新しい魅力を楽しめるようするという。

10月から来年2023年3月までは、紀南コースの京都~新宮間(阪和線・紀勢本線=きのくに線経由)で運転。これまでと同様、京都発→新宮行きは夜行列車、新宮発→京都行きは昼行列車になる。

紀南コースは車窓から紀南の海の景色を楽しめるよう沿線の景観改善に取り組むほか、窓から海の景色を直接楽しめる席数を大幅に増やす。また、昼行列車は運転曜日ごとに異なった途中停車駅を設定し、リニューアルした「おもてなし」で沿線の新しい魅力を楽しめるようにするという。また、京都着の時刻を早めて首都圏方面へのアクセスを改善する。

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