京王電鉄は12月10日、京王線（井の頭線を除く）のダイヤ改正を来年2022年春に実施すると発表した。「コロナ禍を経て鉄道をご利用いただくお客さまのニーズは大きく変化」しているとし、これに対応したダイヤに変える。
特急は新宿～調布間で新たに笹塚駅と千歳烏山駅を停車駅に加える。2001年から約20年間運行されてきた準特急は、特急に統合する形で廃止。京王電鉄はこれにより調布以東での乗車機会向上や多摩地区～都営線・調布以東へのアクセス向上を図るとしている。
平日は20・21時台の帰宅時間帯に、相模原線の調布駅での乗換待ちや乗換利便性を改善。朝ラッシュ時の上り列車は「運行本数適正化により定時性を向上」するとしている。土曜・休日は10～16時頃の相模原線・京王多摩センター～橋本間で列車種別・本数の見直しを実施。10～18時頃の動物園線は等間隔で運行する。
座席指定列車は平日の「京王ライナー」停車駅に明大前駅（上り降車・下り乗車専用）を追加。平日20・21時台の橋本行き「京王ライナー」の所要時間を短縮する。土曜・休日は朝の新宿行き「京王ライナー」と高尾山口行き「Mt.TAKAO号」を増発し、「Mt.TAKAO号」は通年運行に変更する。
具体的な実施日や詳細な時刻などは、1月下旬頃に案内される予定。
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