跨座式モノレールの小倉線(北九州モノレール)を運営する北九州高速鉄道は10月27日、国土交通省九州運輸局長に軌道事業の旅客運賃上限変更認可を申請した。認可された場合、北九州高速鉄道は来年2026年4月1日に運賃を改定する。

普通旅客運賃の上限は各距離帯で20~60円の値上げ。1区(3kmまで)は現行180円のところ20円値上げの200円、5区(7km超~9kmまで)は60円値上げの380円になる。通勤定期旅客運賃の上限は大人・1カ月の場合、1区が700円値上げの8400円。5区は2900円値上げの1万6000円だ。通学旅客運賃は家計負担に配慮するとして据え置く。
上限運賃の認可後に届け出る予定の実際の運賃(実施運賃)は、1区で設定している企画券「100円モノレール」を現行と同じ100円に据え置く。企画乗車券類は「1日乗車券」を現行700円のところ100円値上げの800円。「シルバーパス」は運賃を据え置くが、対象年齢を65歳以上から70歳以上に変更する。「マタニティ割引」は現在の対象期間が母子手帳交付日から1年間だが、2年間に拡大する。

北九州モノレールは1985年に開業。1998年には小倉駅の駅ビル内に乗り入れた。北九州高速鉄道によると、開業から40年を迎え、安全・安定輸送を継続するためには車両や信号、通信設備など施設の更新を行うための投資が必要。一方で昨今の諸物価の高騰が重なって厳しい経営状況が継続する見込み。不足する費用の一部を客に負担してもらうことにしたという。
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