西武「拝島ライナー」平日朝の上り列車、指定料金や発売方法など決定 3月20日から



西武鉄道は1月31日、座席指定制の通勤列車「拝島ライナー」について、新たに運行する平日朝の上り列車の指定料金や発売方法など詳細を発表した。

平日朝の上り列車が新設される「拝島ライナー」。【画像:西武鉄道】

「拝島ライナー」は西武新宿線・拝島線の西武新宿~拝島で運行されている座席指定制の通勤列車。現在は平日と土曜・休日の夕方・夜間に西武新宿→拝島の下り列車のみ運行されているが、3月20日から平日朝に拝島→西武新宿の上り2本が新設される。

利用に際しては乗車券のほか指定券が必要。チケットレスサービス「Smooz」のほか53駅の特急券・指定券発売窓口で購入できる。指定料金は全区間300円で下り「拝島ライナー」と同額だ。ただし7月1日に料金が改定され、上下とも400円に値上げされる。事前に指定券を購入せず乗車した場合、指定料金のほか一人につき200円の加算額を払う必要がある。

平日朝の上り「拝島ライナー」は運行区間や時刻などが昨年2022年12月に発表された。運行本数は2本で、「拝島ライナー2号」が拝島6時28分発→西武新宿7時20分着、「拝島ライナー4号」が拝島8時00分発→西武新宿8時52分着になる。

途中停車駅は西武立川・武蔵砂川・玉川上水・東大和市・小川・萩山・小平・高田馬場の各駅。高田馬場駅は降車専用で、それ以外は乗車専用になる。拝島~小平の各駅は各号車の1カ所よみドアが開き、1号車は前寄りドア、2~10号車は後寄りドアが開く。高田馬場駅と西武新宿駅ではすべてのドアが開く。

上り列車の新設にあわせてポイントをプレゼントするキャンペーンも実施する。平日朝に「PASMO」定期券(通勤・大人)を使って拝島線・拝島~小平のいずれかの駅で入場し、高田馬場駅か西武新宿駅で出場した人のなかから抽選で「SEIBU Smile POINT」を300ポイントプレゼントする。ポイントは「Smooz」で「拝島ライナー」指定券への決済にも利用できる。

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