つくばエクスプレス平日朝を中心に12本増発、新型導入 3月14日ダイヤ改正



つくばエクスプレス線(東京都・埼玉県・千葉県・茨城県)を運営する首都圏新都市鉄道は1月30日、ダイヤ改正を3月14日に実施すると発表した。新型車両のTX-3000系電車を導入するほか、平日の朝ラッシュ時を中心に増発。全体の運転本数は平日が12本増の468本になる。土曜・休日は現在と同じ384本。

つくばエクスプレス線に導入される新型車両のTX-3000系。【画像:首都圏新都市鉄道】

平日朝ラッシュ時は、最も混雑している時間帯の1時間あたりの運転本数を25本とし、いまより3本増やす。通勤快速の上り秋葉原行き4本は区間快速に変更。平日朝ラッシュ時の列車種別を区間快速と普通に集約する。

平日朝ラッシュ時の上り秋葉原行き区間快速13本は、新たに六町駅に停車。同駅の7~8時台に停車する上り列車が現在の29本から42本になる。守谷~つくば間でも守谷発の上り秋葉原行き区間快速1本をつくば発に変更するなどして列車を増やす。

平日の夜間は、守谷発の下りつくば行き普通列車1本を秋葉原発に変更し、19時台の秋葉原~守谷間の列車を1本増やす。秋葉原発20時台の下り快速つくば行き2本は通勤快速に変更する。ほかにも、平日を中心に一部の時間帯で増発される。

秋葉原~つくば間の58.3kmを結ぶつくばエクスプレス線は2005年8月に開業。1日1kmの平均通過人員(旅客輸送密度)は2006年度が7万3886人だったが、2016年度は12万2618人まで膨れあがった。このため混雑率も悪化しており、2006年度が149%だったのに対し、2018年度は169%になった。