阿佐海岸鉄道は11月10日、線路と道路の両方を走れる乗り物「デュアル・モード・ビークル」（DMV）の阿佐東線（徳島県・高知県）での営業運行を12月25日から始めると発表した。
徳島県などで構成される「阿佐東線DMV導入協議会」が同日開催され、営業運行開始日が決定された。
阿佐海岸鉄道によると、DMVは乗車定員が少なく、乗客の積み残しも想定されることから、運行開始直後の繁忙期は一部を除き乗車予約制とする予定という。詳細は後日案内される。
運行系統は阿波海南文化村～甲浦駅～道の駅宍喰温泉間6.1kmを結ぶ「海南宍喰線」と、阿波海南文化村～むろと廃校水族館～海の駅とろむ間44.0kmを結ぶ「海南室戸線」の二つ。いずれも阿波海南駅から甲浦駅までは阿佐東線の線路を走り、それ以外の区間は道路を走る路線バスになる。
運行本数は海南宍喰線が平日13往復で、土曜・休日は11往復。海南室戸線は土曜・休日に1往復だけ運行される。
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