阿佐海岸鉄道「DMV」導入でバスの経営許可も取得 平日は13往復



国土交通省の四国運輸局は11月8日、阿佐海岸鉄道が申請していた一般乗合旅客自動車運送事業(路線定期運行)の経営を11月4日付けで許可したと発表した。

阿佐海岸鉄道に導入されるDMV車両の現地試験の様子。【画像:阿佐東線DMV導入協議会】

鉄道線路と道路の両方を走れる乗り物「デュアル・モード・ビークル」(DMV)の導入に伴うもの。阿佐海岸鉄道は鉄道運行区間の事業許可を取得済みで、道路運行区間の経営許可は4月19日に申請していた。

四国運輸局によると、新設される路線は阿波海南文化村~甲浦駅~道の駅宍喰温泉間6.1kmを結ぶ「海南宍喰線」と、阿波海南文化村~むろと廃校水族館~海の駅とろむ間44.0kmを結ぶ「海南室戸線」の2系統。いずれも阿波海南駅から甲浦駅までは鉄道運行区間で、それ以外は道路を走る路線バスになる。

運行本数は海南宍喰線が平日13往復、土曜・休日11往復。海南室戸線は土曜・休日に1往復だけ運行される。車両は常用車2両と予備車1両の計3両になる。

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