東海道・山陽新幹線「のぞみ」全席指定席化、2024年GWは4月26日~5月5日



JR東海・JR西日本の2社は1月12日、4~5月のゴールデンウィークに実施する東海道・山陽新幹線「のぞみ」の全席指定席化の期間を4月26日~5月5日にすると発表した。

東海道・山陽新幹線の列車。【画像:Harusz/写真AC】

全席指定席化の対象になるのは、東海道・山陽新幹線の東京~博多を運転する、すべての「のぞみ」。通常は普通車自由席としている1~3号車を期間中は普通車指定席に変更する。新幹線定期券「FREX・FREXパル」も含め、自由席に限り乗車できる切符を所持する客は「のぞみ」では座れない。普通車のデッキなどに立席で利用する場合は乗車できる。「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」は期間中も通常通り自由席を設定する。

2社は昨年2023年9月、ゴールデンウィーク・お盆・年末年始の「三大ピーク期」に「のぞみ」を全席指定席で運転すると発表。2023年12月28日~2024年1月4日に初めて全席指定席化を実施した。ただし1月2日に羽田空港で発生した衝突・炎上事故による航空便の欠航を受け、普通車全席を自由席とした臨時「のぞみ」を急きょ設定。完全な全席指定席化にはならなかった。

東海道・山陽新幹線の普通車。【画像:日和1997/写真AC】

2社によると、2023~2024年の年末年始期間は「のぞみ」の普通車指定席が1列車あたり約3割増加。「より多くのお客様にご予約・着席して、また、自由席車両に乗車するためにホーム等で長い間お待ちいただく必要もなく、より快適にご旅行いただけました」としている。

2社は2024年度のお盆・年末年始について、曜日配列とそれに伴う利用動向、実施した結果などを踏まえ、設定期間や利用方法をその都度案内する予定だ。

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