常磐線の車両基地「勝田車両センター」60周年の記念見学ツアー



勝田車両センターに配置されている常磐線のE657系特急型電車。【撮影:草町義和】

JR東日本の水戸支社は6月18日、常磐線の車両基地「勝田車両センター」(茨城県ひたちなか市)の開所60周年を記念し、車両センターの見学ツアーやオリジナルグッズ販売、写真展を実施すると発表した。

見学ツアーは8月28日と9月23日に実施。いずれも午前・午後の各20人(最少催行8人)を募集する。勝田車両センター内で車両洗浄体験や運転台見学、検修庫内での業務体験、オリジナルヘッドマーク前での記念撮影などを楽しめる。旅行代金は品川・上野発着で大人1万8500円・子供1万5500円。びゅうトラベルサービスのウェブサイト「日本の旅、鉄道の旅」で7月1日14時から発売する。

オリジナルグッズは第1弾として「オリジナルクリアファイル」を発売。「勝田車両センター社員が、厳選した通常では見られない風景」3種類をデザインしたという。発売額は330円。6月19日からJR東日本のコンビニエンスストア「NewDays」のミニ土浦5号・勝田・ミニ水戸1号・ミニ水戸7号で販売する。「TRAINIART JRE MALL」店でも販売する予定だ。3種類を同時購入した人には、60年前の勝田電車区電車運用表のレプリカを100人限定でプレゼントする。

写真は6月19日~7月18日の期間、水戸駅の改札内で行われる予定。ほかにも、鉄道古物の販売やオリジナルグッズの第2弾(トートバッグ)・第3弾(カレンダー)の販売を予定している。

勝田車両センターは国鉄時代の1961年4月1日、勝田電車区として開設。常磐線の交流電化に伴い、交直両用の電車を中心に配置された。2004年に現在の勝田車両センターに改称されている。

従来は数千人規模の予約制による一般公開イベントが数年程度の間隔で行われていた。前回は新型コロナウイルスの感染が大幅に拡大する前の2020年2月に実施。その前は2016年3月に行われた。

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