山形新幹線「とれいゆ つばさ」来年3月で運行終了 足湯付きの観光列車



JR東日本の仙台支社は10月19日、山形新幹線の観光列車「とれいゆ つばさ」の運行を来年2022年3月で終了すると発表した。

山形新幹線の観光列車「とれいゆ つばさ」。【画像:M.T.photos/写真AC】

「とれいゆ つばさ」は2014年7月に運行開始。E3系0番台電車を改造し、車内に足湯や座敷席を設けたのが特徴だ。福島~新庄間で土曜・休日を中心に運行されており、2019年に車内設備・サービスを一部リニューアルした。仙台支社によると、これまでの約7年間の運行でのべ約6万5000人が利用したという。

仙台支社は運行終了に向け限定グッズの販売やイベントなども計画しており、詳細は決まり次第案内するとしている。

改造元のE3系0番台は1997年、秋田新幹線の開業にあわせデビュー。E6系電車への更新に伴い2014年に引退したが、2編成が観光列車に改造され、山形新幹線「とれいゆ つばさ」と上越新幹線「現美新幹線」として生まれ変わった。このうち「現美新幹線」は昨年2020年に引退している。

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