高松駅ビル「オルネ」JR四国、名称とロゴマークを決定 既存施設と統一



JR四国は4月25日、高松駅の北側で開発を進めている「高松駅ビル」(仮称)のオープン時の施設名称を「TAKAMATSU ORNE(タカマツ オルネ)」に決めたと発表した。来年2024年3月のオープン予定。

「TAKAMATSU ORNE」を含む高松駅の外観イメージ。【画像:JR四国】

JR四国によると、西日本では「いる」という言葉を「おる」といい、四国でも「おるね」は広く使われている方言。「言葉の響きがやわらかく、どこか懐かしく、親しみやすく、四国らしいと感じてもらえる」として、駅ビルの名称を「ORNE(オルネ)」にしたという。

ロゴマークは「ORNE」の頭文字「O」と四国のシルエットを組み合わせた。四国のスケール感を伝えながらシンボリックで記憶に残りやすく、誰にでも親しみやすい柔らかいかたちにしたという。

「TAKAMATSU ORNE」のロゴマーク。【画像:JR四国】

「ORNE」はJR四国ステーション開発が運営。敷地面積が約5200平方m。地上4階の商業棟(延床面積約1万70平方m)と4層5段の駐車場棟(延床面積約5460平方m)で構成される。売場面積は約6220平方mで店舗数は約70店舗の予定。駐車台数は約165台、駐輪台数は約385台になる。

外観は「瀬戸内海の穏やかな海のゆらぎ」をイメージしてデザインした。屋外広場は人工芝とウッドデッキで構成され、約340平方mの大屋根も設ける。JR四国は開放的な駅前交流拠点として、さまざまなイベントを開催する予定としている。

「TAKAMATSU ORNE」の外観イメージ。【画像:JR四国】
屋外広場のイメージ。【画像:JR四国】

高松駅コンコース側は「新たな高松の玄関口の顔」として、従来のモノトーン中心のイメージに木目を追加。コンコース側に出入口を4カ所設ける。館内の様子が直接分かるガラス面と新たに設置するエスカレーター・連絡デッキにより、既存施設を含めた駅全体の回遊性を高める。

高松駅コンコース側のイメージ。【画像:JR四国】

このほか、高松駅に入居している既存の商業施設「COM高松」の名称も「TAKAMATSU ORNE」に変更して統一する。

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