485系「ジパング」9月で定期運行を終了 10月に旅行商品専用列車



485系を改造した「ジパング」。【画像:MaedaAkihiko/CC BY-SA 4.0】

JR東日本の盛岡支社とびゅうトラベルサービスは8月31日、盛岡支社エリアを中心に運用されている485系特急型電車の改造車「ジパング」の「定期運行」を、9月26日限りで終了すると発表した。10月10日には「ありがとうジパング」と題した旅行商品専用列車として運行される。

「ありがとうジパング」の運行区間と時刻は、盛岡9時47分頃発→一ノ関11時10分頃着と一ノ関12時24分頃発→盛岡13時51分頃着。この列車に乗車できる旅行商品は9月2日14時から、びゅうトラベルサービスのウェブサイト「日本の旅、鉄道の旅」で抽選制で販売される。旅行代金は大人7700円・子供6500円。

485系は北海道から九州まで、全国各地の国鉄特急列車で運用された電車。1964年から1979年にかけ、481系・483系・489系を含む1453両が製造された。老朽化のためほぼすべて引退しており、現在も運用されている車両はJR東日本が所有する観光列車向けの改造車だけだ。

「ジパング」は4両編成の観光列車で、中間の2両は485系の電動車モハ485形を改造。先頭車2両は同じ485系改造の観光車両「やまなみ」の先頭車を再改造した。2011年に平泉の遺跡群が世界遺産に登録されたのを受け、翌2012年にデビュー。毎日運行の定期列車ではないが、現在は東北本線・一ノ関~盛岡間の快速「ジパング平泉」として、土曜・休日を中心に定期的に運転されている。

「ジパング」が引退した場合、485系を改造した観光車両は、おもに関東で運用されている「華」と「リゾートやまどり」(いずれも6両編成)だけになる。

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