JR九州などは7月7日、「Visaのタッチ決済」の実証実験を7月22日から始めると発表した。JRグループの旅客鉄道会社が「Visaのタッチ決済」の実証実験を行うのは、これが始めて。
JR九州線での実証実験はJR九州と三井住友カード、日本信号、クアドラック、ビザ・ワールドワイド・ジャパンが共同で実施する。実施範囲は鹿児島本線の博多・吉塚・箱崎・千早・香椎の5駅相互間。このうち博多駅は中央改札口と北改札口のみ対応し、香椎駅は1階改札口のみ対応する。
自動改札の入場時と出場時、「Visaのタッチ決済」に対応したクレジットカード・デビットカード・プリペイドカード・スマートフォンなどをかざすことで利用できる。決済乗降履歴はクアドラックが運営するサイト「Q-move」で確認できる。
「Visaのタッチ決済」は公共交通への導入が近年進んでいる。鉄道では京都丹後鉄道や長良川鉄道が導入。大手私鉄は南海電鉄が実証実験中で、7月15日からは西鉄も実証実験を始める。
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