宇都宮線・日光線の新型E131系「600番台」公開 3両編成の「1.5M+1.5T」



宇都宮運転所で公開されたE131系600番台。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

JR東日本の大宮支社は8月19日、宇都宮線・日光線に導入する新型車両「E131系」電車を宇都宮運転所で報道関係者に公開した。番台区分は600番台。来年2022年春頃から営業運転を開始する。

房総・鹿島エリアに導入されたE131系0番台と同型だが、0番台が2両編成(モーター付き1両・モーターなし1両)なのに対し、600番台は3両編成だ。各車両の形式は、宇都宮寄りから運転台付き先頭車のクハE130形、モーター付き中間車のモハE131形、運転台・モーター付き先頭車のクモハE131形。パンタグラフはモハE131形とクモハE131形にそれぞれ一つずつ搭載。トイレはクハE130形に設置されている。

今回公開された600番台はTN2編成で、車両番号は宇都宮寄りからクハ130-602+モハ131-602+クモハ131-602になる。すでにTN1編成とTN2編成の2本が搬入されており、今後も順次搬入される。

今回公開されたのはTN2編成。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
宇都宮寄り先頭車のクハE130形(クハE130-602)。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
中間車のモハE131形(モハE131-602)。モーターは二つある台車のうち一つにしか搭載されていない。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
黒磯寄り先頭車のクモハE131形(クモハE131-602)。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
ドアの脇にはドアボタンが設置されている。帯の色は茶色と黄色。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

モーター付き2両・モーターなし1両で0番台よりモーターの比率を高くしているように思えるが、実際は中間車のモハE131形は二つある台車のうち一つしかモーターを搭載していない。そのため、実質的にはモーター付き1.5両・モーターなし1.5両で、その比率は0番台と同じだ。JR東日本の関係者によると、1編成の車両数を2・3・4両と変えても同じ性能を出せるようにして運用の柔軟性を高めるため、モーターを半分しか搭載していない中間車を導入したという。

0番台の車体は青と黄色の2色を用いたデザインだが、600番台は黄色と茶色の2色で装飾された。大宮支社によると、「日光らしいレトロ調」を継承。宇都宮市で復元された火焔太鼓の山車をイメージし、世界遺産に登録された日光の社寺に施された文様にも通じる、賑やかで高級感のあるデザインにしたという。座席は0番台が一部セミクロスシートなのに対し、600番台はオールロングシートとした。

E131系600番台の車内。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
座席は茶色ベースのロングシート。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
ドア上の車内案内表示装置。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
車内側のドアボタン。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
優先席と車椅子・ベビーカースペース。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
トイレ脇の車椅子・ベビーカースペース。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
クハE130形には大型洋式トイレが設置されている。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
E131系の運転台。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

E131系は今年2021年3月のダイヤ改正にあわせ、房総・鹿島エリアに0番台が24両(2両編成12本)導入された。このほか、相模線向けの500番台も48両(4両編成12本)が導入される計画で、秋頃から運用される予定だ。

600番台は45両(3両編成15本)が製造される計画で、来年2022年春頃から宇都宮線の小山~宇都宮~黒磯間と日光線の宇都宮~日光間で運用される予定。これに伴い、現在運用されている205系600番台の48両(4両編成12本)が引退するとみられる。

E131系600番台は宇都宮線・小山~黒磯間と日光線に45両が投入される予定。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

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