西鉄は6月17日、同社が運営する鉄道路線の回数乗車券(回数券)の発売を7月31日限りで終了すると発表した。
発売を終了する回数券は、11枚つづり3カ月間有効の普通回数乗車券と通学用割引回数乗車券。障害者割引の普通回数乗車券は引き続き発売する。7月31日の発売終了までに購入した回数券は、有効期間が満了するまで使用できる。
西鉄は回数券の発売終了について、「新型コロナウイルス感染症の影響により、お客さまが減少しているなか~ポストコロナ社会においても持続的な公共交通サービスを提供するため」としている。
九州の鉄道ではJR九州も、一部の区間(JR西日本線にまたがる区間)を除いて6月30日(下関発着は9月30日)限りで回数券の発売を終了する。同社も発売終了の理由として「新型コロナウイルス感染症によるお客さまの減少及び弊社を取り巻く経営環境の変化」を挙げている。
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