広島エリアのICカード「PASPY」2025年3月までに終了へ 導入各社の対応は?



広島エリアの交通系ICカード「PASPY(パスピー)」の運営協議会は3月4日、「PASPY」のサービスを2025年3月までに順次終了すると発表した。

「PASPY」のステッカーが貼られた広島電鉄の路面電車。【撮影:草町義和】

「PASPY」は2008年にサービス開始。運営協議会によると、機器の老朽化による更新に多額の投資が見込まれ、システムの維持が困難になっていることから終了の方針を決めたという。払い戻しなどの取り扱いは後日案内するとしている。

「PASPY」導入事業者のうち、広島電鉄は2022年3月4日、QRコードや新たな交通系ICカードを認証媒体とする「新乗車券システム」の開発に着手すると発表。2024年10月のサービス開始を目指す。

アストラムラインを運営する広島高速交通も2022年3月4日、JR西日本が展開している交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」のカード・定期券を2024年度に発売すると発表した。

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