京急電鉄「1000形新造車両」愛称を募集 ロング・クロス転換座席の1890番台



「1000形新造車両」を増結して走る「モーニング・ウィング3号」。【画像:京急電鉄】

京急電鉄は6月15日、5月にデビューした1000形電車のデュアルシート車「1000形新造車両」の愛称を募集すると発表した。発売を延期していたデビュー記念切符は6月26日から発売する。

愛称の募集期間は6月16日10時から7月30日まで。京急電鉄ウェブサイトの応募ページで受け付ける。「京急のイメージ」「京急線沿線のイメージ」「新造車両のイメージ」から想起される愛称と、愛称に込めた思いを記載する必要がある。愛称は9月以降に発表される予定。車体側面に掲出される。

愛称掲出のイメージ。【画像:京急電鉄】

新造車両の記念切符「マスクケース付き記念乗車券」は東京都の緊急事態宣言の再発出に伴い発売が延期されていたが、6月26日7時から9月30日17時の期間に販売されることになった。売り切れ次第終了する。D型硬券4枚セットで、台紙は新造車両に導入された座席シート地を使用。発売額は2000円だ。京急川崎、京急鶴見、金沢文庫、逗子・葉山の4駅で販売される。発売数は各駅500セット。

現在の1000形は2002年以降、改良を重ねながら製造されている。今年2021年に完成した8両(4両編成2本、1890番台)は、座席をロングシートとクロスシートの両方に転換できるデュアルシートを設置。京急の車両としては初めてトイレを設けた。5月から座席指定列車「モーニング・ウィング号」などで運用されている。

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