京都鉄道博物館の489系「白山色」でラッピング JR時代の塗装を復元



京都鉄道博物館は、館内で展示している国鉄特急形電車の「489系」を、「白山色」でラッピングして展示する。

京都鉄道博物館に展示されている489系(左)。期間限定で「白山色」(右)が復元される。【画像:京都鉄道博物館】

「白山色」は、489系に施されたことがある塗装のひとつ。白をベースに赤と青の帯が入れられている。この塗装の489系は、おもに上野駅(東京都台東区)と北陸方面を結ぶ特急「白山」や急行「能登」などで使われていた。

「白山色」の489系は、「鉄道の日」の10月14日から2020年1月31日まで展示される予定。これに先立つ10月12・13日にはラッピング作業中の姿を見ることができる。期間中は「白山」「北越」「スーパー雷鳥」「シュプール」「雷鳥」のヘッドマークが定期的に入れ替えられる計画だ。

同館で展示されている特急形電車の489系と581系は、国鉄時代の標準的な塗装が復元されているが、JR時代にはイメージ一新のため塗装が変更されたことがある。同館は489系と581系のどちらか一方のJR時代の塗装を、ラッピングで再現することを企画。9月に行われた一般投票により、489系のJR時代の塗装を復元することが決まった。

《関連記事》
JR東日本の旧型客車がリニューアル 内装は木目調、ラウンジカーを連結
JR西日本の七尾線に新しい電車 車載型IC改札機を搭載した521系を導入