京急油壺マリンパーク閉館で「特別列車」運行 53年の「写真」「エピソード」募集



青い車体が特徴の京急600形・第606編成。【撮影:草町義和】

京急電鉄は9月18日から「マリンパークギャラリー号」を運転する。同社グループの水族館「京急油壺マリンパーク」(神奈川県三浦市)が閉館するのに伴う企画。マリンパークの写真やエピソードを募集し、「マリンパークギャラリー号」の車内に掲出する。

「マリンパークギャラリー号」は600形電車のうち、車体を青く塗装した第606編成(8両)を使用。1968年から運行していた「マリンパーク号」で掲出したヘッドマーク(リメイク版)を取り付ける。運行期間は9月18日から10月31日までで、京急線のほか都営浅草線、京成線、北総線で運行される。

「マリンパークギャラリー号」に取り付けられるヘッドマークのイメージ。【画像:京急電鉄】

写真やエピソードは京急電鉄ウェブサイトの特設ページで募集中。写真はデータサイズ2MB以上、エピソードの文字数は100文字以内が条件だ。募集期間は8月29日の23時59分まで。

京急油壺マリンパークは1968年、京急電鉄の創立70周年記念事業の一環としてオープン。同社は建物や設備の老朽化が激しく、これ以上の維持管理は困難と判断した。今年2021年9月30日限りで閉館し、53年の歴史に幕を閉じる。

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