JR西日本「ウエストエクスプレス銀河」9月11日から 新型コロナで4カ月遅れ



JR西日本は7月22日、新型コロナウイルスの影響で運転開始を延期していた新しいタイプの長距離列車「WEST EXPRESS 銀河(ウエストエクスプレス銀河)」について、9月11日から運転すると発表した。当初の予定から4カ月遅れでデビューする。

「ウエストエクスプレス銀河」で運用される117系の改造車。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

新しい運転計画によると、9月から11月までの3カ月間、京都・大阪~出雲市間で運転。下り列車は京都発9月11日から11月27日までの月・金曜(10月23・26日と11月9日除く)に運転し、上り列車は出雲市発9月12日から11月28日までの水・土曜(10月24・28日と11月11日除く)に運転する計画だ。12月以降は山陽方面に運転する。

新型コロナウイルス対策として、空気清浄機の搭載や抗ウイルス材の噴霧による抗ウイルス・抗菌加工を実施。客が使える消毒液も設置するという。

「ウエストエクスプレス銀河」は低価格の長距離列車として計画された列車。車両は旧国鉄時代に製造された普通列車用の117系電車を改造して使用。車内にリクライニングシートや寝台タイプの座席、フリースペースを設けている。

「ウエストエクスプレス銀河」のグリーン個室。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
「ウエストエクスプレス銀河」のグリーン車。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
「ウエストエクスプレス銀河」の普通車(ノビノビ座席)。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
「ウエストエクスプレス銀河」の普通車。【撮影:鉄道プレスネット編集部】
「ウエストエクスプレス銀河」のフリースペース。【撮影:鉄道プレスネット編集部】

当初の計画では、5月8日から9月19日まで京都・大阪~出雲市間を結ぶ夜行特急列車として運転し、10月から来年2021年3月までは大阪~下関間を結ぶ昼行特急として運転することになっていたが、新型コロナウイルスの影響で運転開始が延期されていた。

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