英国のイースト・ミッドランズ鉄道(EMR)は12月3日、ミッドランド本線の都市間列車向け新型車両810形「Aurora(オーロラ)」の営業運行を開始した。一番列車はロンドン行きの列車として朝7時にシェフィールドを発車した。

「オーロラ」は日立レール製の鉄道車両。JR東日本のE001形「TRAIN SUITE 四季島」と同じバイモード車両だ。電化区間は架線の電気でモーターを回して走り、非電化区間はディーゼルエンジンで発電した電気で走る。最高速度は200km/h。
1編成の座席数は約300席で、従来車両に比べ24%多い。各座席に電源コンセントやUSBポートなどを設けた。Wi-FIサービスの提供に加え、窓は電波の透過性を高めたガラスを採用してモバイル通信環境を向上させた。



EMRは最終的に5両33編成の「オーロラ」を導入し、老朽化した車両を置き換える計画。同社によると、全編成の導入が完了すれば座席数が46%増えるという。
「オーロラ」は2019年に発注され、当初は2022年に運行を開始する予定だった。しかし不具合で大規模な配線のやり直しが必要になるなど製造が大幅に遅れた。
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