JR西日本は8月22日、関西圏で有料座席サービス「快速 うれしート」の設定線区や時間帯を拡大すると発表した。10月14日のダイヤ修正にあわせ実施。一部の線区ではロングシートを指定席として提供する。
新たに「うれしート」が導入される線区は学研都市線とJR東西線、阪和線。阪和線は平日朝の日根野→天王寺2本と平日夜の天王寺→日根野3本に「うれしート」を設定する。編成最後部車両の運転台側を有料エリアとし、転換クロスシートを指定席とする。


学研都市線・JR東西線・JR宝塚線では、平日朝の木津→宝塚・新三田2本と平日夕夜の新三田・宝塚→木津5本に「うれしート」を設定。編成最後部車両の運転台側を有料エリアとし、ロングシートを指定席として提供する。


すでに「うれしート」を導入済みの線区でも一部増強する。嵯峨野線は平日夕夜に設定本数を増やす。琵琶湖線・JR京都線・JR神戸線では平日の設定本数を増やして運行区間も拡大するほか、休日に「うれしート」を新設する。
JRの場合、運賃とは別に特急料金やグリーン料金、指定席料金を払う必要がある列車の座席は基本的にクロスシート。ロングシートは運賃以外の料金を払う必要がない普通列車の普通車自由席として運用されることが多い。ただし明治・大正期の鉄道では、車体の幅が狭かったことや、立客がいなければ足元のスペースを広く取れるといったこともあったためか、1等車や2等車の上級車両でロングシートを採用していた。

このほか、戦後の国鉄では車両不足などの事情から、ロングシートを含む普通列車用の車両を急行列車で使用していたことがある。
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