箱根登山鉄道が箱根湯本~大平台間で試運転 7月下旬の運転再開目指す



箱根登山鉄道は5月8日、復旧工事中の鉄道線(箱根登山電車)・箱根湯本~強羅間(神奈川県)について、5月11日から一部の区間で試運転を始めると発表した。

箱根登山鉄道の列車。写真は大平台駅のひとつ先の上大平台信号場付近で、5月11日からの試運転では入らないが、試運転区間は順次拡大する予定だ。【撮影:草町義和】

試運転が行われるのは、箱根湯本駅から大平台駅付近まで。大平台駅には入らない。日中の時間帯におおむね1時間あたり2本程度、機能確認などを行いながら列車を走らせる。試運転を実施する区間は復旧作業の進ちょく状況にあわせて拡大するという。

鉄道線の箱根湯本~強羅間は、昨年2019年10月の台風19号の影響で斜面が崩落するなどの被害が発生。当初は2020年秋頃の復旧が見込まれていたが、復旧工事は順調に進んでおり、現在は7月下旬の運転再開を目指している。