防長バスにICカード「ICOCA」来年3月から 全路線導入に向け第1弾



防長交通(防長バス)とJR西日本は9月8日、山口県周南市を中心としたバス路線にJR西日本のICカード「ICOCA」を導入すると発表した。第1弾として来年2023年3月中旬のサービス開始を予定している。

防長バスのウェブサイト。【画像:防長交通】

「ICOCA」が導入されるのは、周南・下松・光の3市内を運行する全路線と山口市コミュニティバス、萩循環まぁーるバス。徳山~柳井線・徳山~岩国線・徳山~堀線・徳山~防府線は3市以外の区間でも利用できる。高速バスは防府・徳山~広島線と新山口駅~東萩駅線「スーパーはぎ号」に導入される。交通系ICカードの全国相互利用サービスに対応する。

「ICOCA」の導入計画。【画像:防長交通・JR西日本】

「ICOCA」を導入する路線ではサービス開始に合わせてバスカードの新規発売を停止。バスカードの利用も2024年9月末で終了する予定だ。ただし萩循環まぁーるバスは2023年3月末でバスカードが利用できなくなる。

防長交通はおもに山口県の東部と北部、島根県の一部を営業範囲としている近鉄グループのバス会社。同社は2カ年計画で「ICOCA」の導入を進めており、来年度2023年度には一部の高速バスを除きすべてのバス路線に「ICOCA」が導入される計画だ。

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