横須賀~九州フェリー「はまゆう」「それいゆ」7月から 露天風呂やバーベキューも



横須賀~新門司間を結ぶフェリー「はまゆう」。【画像:SHKライングループ】

SHKライングループは4月1日、神奈川県横須賀市と福岡県北九州市を結ぶフェリーについて、7月1日から運航を開始すると発表した。

運航するのはSHKライングループの東京九州フェリー。横須賀~新門司間の976kmを結ぶ。運航本数は日曜日を除く週6便。ダイヤは新門司23時55分発→横須賀(翌日)20時45分着、横須賀23時45分発→新門司着(翌日)21時00分着になる。

就航するフェリーは「はまゆう」と「それいゆ」。「はまゆう」は横須賀市の市花、「それいゆ」は北九州市の市花であるヒマワリにちなんでいる。同じSHKライングループの関釜フェリーも「はまゆう」を名乗るフェリーを保有しているが、別の船だ。全長222.5m、総トン数は約1万5400トンで、航海速力は28.3ノット。トラック約154台と乗用車約30台を搭載する。

旅客定員は268人。客室は「デラックスルーム」(2人×2室=4人)と「ステートルーム(和洋室)」(4人×18室=72人)、「ステートルーム(ウィズペット)」(2人×2室=4人)、「ツーリストS」(一人個室寝台、62人)、「ツーリストA(傾斜階段式2段寝台、96人)、「ドライバー室(一人個室寝台、30人)がある。

定員4人の「ステートルーム」。【画像:SHKライングループ】

このほか、レストランや露天風呂、ショップ、コンファレンスルームなどの設備がある。レストランでは関東・九州の地元食材を活かした四季折々のメニューを用意。季節によっては「船上バーベキュー」を提供する。

船上の露天風呂。【画像:SHKライングループ】

運賃は「ツーリストA旅客運賃」と基本運賃とし、「ツーリストA」以外の等級は基本運賃に室料を加算する「ルームチャージ制」を導入する。詳細は次の通り。

●基本運賃
・ツ―リストA:1万2000円

●ルームチャージ料金
・ツーリストS:6000円
・ステートルーム(4人定員):3万2000円
・ステートルーム(2人定員・ウィズペット):3万2000円
・デラックスルーム:4万8000円

●車両など
・乗用車4m未満:3万5000円(ドライバー基本運賃を含む)
・乗用車5m未満:4万円(ドライバー基本運賃を含む)
・二輪自動車(排気量750cc未満):1万2000円
・二輪自動車(排気量750cc以上):1万5000円

船内のレストラン。【画像:SHKライングループ】