東京~大阪のJR夜行高速バスに新型2階建てバス 「ゆりかごシート」を採用



西日本ジェイアールバスは2月28日、ジェイアールバス関東と共同運行している高速バスの東京~京阪神線に、2階建ての新型バスを導入すると発表した。5月1日から営業運転に入る。

東京~京阪神線の高速バスに導入される新型2階建てバス。【画像:西日本ジェイアールバス】

新型2階建てバスは、スウェーデンの商用車メーカー・スカニアが製造。2階席は従来のグランドリーム車両よりシート間隔を広げた3列クレイドルシートを採用する。1階席は4列シートを設置し、2階席より運賃を安くする。

クレイドルシートは、座面がシートのリクライニングと同期して上に傾いていく、ゆりかご(cradle=クレイドル)のような構造のシート。「シートが身体のラインにぴったり沿うフィット感」(西日本ジェイアールバス)が得られるという。また、全席にUSB充電ポートを設置。無料Wi-Fiサービスも提供する。

新型2階建てバスは昼行便「グラン昼特急3・4・13・14号」と夜行便「グランドリーム14・27号」に導入。「グラン昼特急3・4・13・14号」は東京駅発→JRなんば(湊町BT)行きと大阪駅発→東京駅行き、「グランドリーム14・27号」は東京駅~ユニバーサル・スタジオ・ジャパン間で運行される。ただし5月1~6日の昼行便は別のバス車両で運行される。

片道の普通運賃は、「グラン昼特急」が3列シート4900~8000円、4列シート3500~7000円。「グランドリーム」は3列シート6000~1万1000円、4列シート4000~9700円になる。

2階席の3列クレイドルシート。【画像:西日本ジェイアールバス】
1階席の4列シート。【画像:西日本ジェイアールバス】