ユーカリが丘で「顔パス」コミュニティバス運行 鉄道の「山万ユーカリが丘線」を補完



千葉県佐倉市のニュータウン「ユーカリが丘」を開発、運営する不動産会社の山万は11月7日から、新しい路線バス事業「ユーカリが丘コミュニティバス」を開始する。

ユーカリが丘コミュニティバスで使われるバス車両。【画像:山万】

運行系統は5路線で、8時20分から20時50分まで運行。60人乗りの中型ノンステップバス4台と27人乗りの小型ノンステップバス3台を使用し、周辺の住宅地や商業施設、福祉施設や病院などを含めた街中を運行する。運賃は大人200円・子供100円。

ユーカリが丘コミュニティバスの運行系統ルート。【画像:山万】

山万は現在、京成電鉄本線のユーカリが丘駅を起点にユーカリが丘の各地区を周回する新交通システムの鉄道路線(ユーカリが丘線)を運営している。同社によると、新たに運行するコミュニティバスは、ユーカリが丘線を補完する交通機関という位置づけ。ユーカリが丘線の定期券や回数券でコミュニティバスに乗車することもできるという。

京成電鉄のユーカリが丘駅とユーカリが丘の各地区を結ぶユーカリが丘線。【撮影:草町義和】

このコミュニティバスの運行では、クラウドサービスによる決済チケット管理機能と顔認証技術を用いた「顔パス決済乗車」の実証実験も行われる。