京成電鉄は8月5日、新型車両「3200形電車」の搬入が完了したとし、製造メーカーから車両基地への搬入までの様子を捉えた写真を公表した。今後、各種試験を実施して営業運転の開始を目指す。
公表された写真によると、車両製造メーカーの日本車両からJR線の貨物列車扱い(甲種輸送)で輸送。JR貨物のEF65形電気機関車が牽引した。いったん北総鉄道の印旛車両基地に搬入。その後、3000形電車が牽引して京成電鉄の宗吾車両基地に搬入した。
京成電鉄が今年2024年5月に発表した計画では、2024年度に6両1編成を導入。来年2025年冬の運行開始を予定しているとしていた。今回の発表では「今後は2024年度末の営業運転開始を目指し、各種試験を進めてまいります」としている。
3200形は京成電鉄が導入する新型車両。編成車両数を2両単位で変更できるようにしたのが特徴で、複数編成の連結時に編成間を常時通り抜けできるよう先頭部の中央に貫通ドアを設けた。
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