近鉄「楽」臨時列車、10月も追加運行 9月分は払い戻し発生で購入できる可能性も



近畿日本鉄道(近鉄)は20000系電車「楽」(4両編成)の臨時列車について、10月も追加運行することを決めた。当初は9月19日から27日までの計6日運行する計画だったが、発売開始当日に利用券が売り切れとなったことから、追加運行することにした。

近鉄20000系電車「楽」。【画像:近鉄】

追加される運行日は、10月3・4・24・25日の計4日。運行区間と時刻は9月運行分と同じで、往路が大阪上本町9時28分発→五十鈴川11時53分着、復路が五十鈴川16時34分発→大阪上本町19時19分着になる。いずれも乗車できる駅と降車できる駅が限られている。

乗車に際しては乗車券類のほか、近鉄の主要駅で発売される「臨時列車『楽』利用券」(大人400円・子供200円)が必要。発売枚数は各列車70枚になる。10月3・4日運行分は9月18日5時30分から発売されている。それ以外の日は、10月24日運行分が9月24日5時30分から発売し、10月25日運行分は9月25日5時30分からの発売になる。

9月運行分の利用券は売切だが、通常の一般列車として運行されるため、払い戻しによる残席が発生する可能性もある。近鉄は払い戻しで残席が発生した場合は購入できるとしている。

「楽」は1990年、修学旅行向けの20100系電車「あおぞら」の老朽化に伴い製造された、団体列車用の電車。デビューから30年が経過した今年2020年にリニューアルされた。一般の臨時列車で使われることは珍しい。