京阪電鉄「プレミアムカー」3000系にも連結 昼間ほぼ全特急でサービス提供

京阪電気鉄道(京阪電鉄)は5月12日、3000系電車(2代目)のすべての編成に指定席車「プレミアムカー」を組み入れると発表した。2021年1月から営業運転を開始する。

プレミアムカーを組み込んだ3000系(左)と8000系(右)のイメージ。【画像:京阪電鉄/GK-DSH 2020】

プレミアムカーは2017年8月に導入された指定席車。座席の幅や間隔を大幅に広げて一般車両より快適性を向上させている。現在は京阪本線・鴨東線を走る特急列車のうち、8000系電車で運転されている列車に1両組み込まれている。

京阪電鉄によると、3000系用のプレミアムカーを新造して、3000系の全6編成に組み込む。これにより昼間時は原則としてすべての特急列車でプレミアムカーを利用できるようになるという。

新造される3000系プレミアムカー(上)と現在の8000系プレミアムカー(下)。【画像:京阪電鉄/GK-DSH 2020】

3000系用プレミアムカーの座席数は40席で、横2+1列に配置。8000系のプレミアムカーと同様、ドア部分を金色でデザインする。

ドアは3000系の一般車両と共通の両開き構造とし、すべての座席の側窓形状を統一。座席配置の最適化により前後間隔を8000系より20mm広い1040mmにする。両端部の壁やエントランス部のガラス仕切り壁の構造を見直し、従来は壁面テーブルやインアームテーブルを設置していた座席にも、一部の座席を除いて大型テーブルを設置する。

エントランス部のガラス仕切り壁にも大型テーブルを設置する。【画像:京阪電鉄/GK-DSH 2020】

側面の行先表示器は、複層ガラスのあいだに液晶ディスプレイを内蔵する方式を採用。京阪電鉄によると、この方式を鉄道車両の窓用ガラス(車内向け)で採用するのは世界初という。このほか、車内の案間表示器も同じ方式を採用する。

複層ガラスの層間にディスプレイを設置した行き先表示器。【画像:京阪電鉄/GK-DSH 2020】

また、車両以外にもプレミアムカーのサービス拡充を図る。乗り換え時にプレミアムカー券またはライナー券を簡単に購入できるよう、特急停車駅のホーム上にキャッシュレスタイプの自動券売機を設置。クレジットカードや交通系ICカードなどでプレミアムカー券・ライナー券を購入できるようにする。

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