JR九州『進撃の巨人』久大本線の特急でラッピング列車 トンネルにもアート



JR九州は漫画『進撃の巨人』のラッピング列車を6月1日から久大本線で運行する。大分県日田市が取り組んでいる「進撃の日田」とのコラボ企画。

久大本線を走るキハ185系の特急「ゆふ」。【画像:ninochan555/写真AC】

キハ185系特急型気動車2両を『進撃の巨人』のイメージで装飾。上り側には壁を破らんとするかのような「巨人」のイラストを、下り側には「壁外」に進んでゆく「調査兵団」のイラストを施す。公表されたイメージによると、「その日、人類は思い出した。ヤツらに支配されていた恐怖を」や「駆逐してやる」など『進撃の巨人』のセリフも描かれる。車内の装飾は行わない。

『進撃の巨人』ラッピング列車のイメージ。【画像:(C)諫山創/講談社/JR九州】

原則として博多~大分・別府(久大本線経由)の特急「ゆふ1~6号」で運用するが、熊本~大分・別府(豊肥本線経由)の「九州横断特急」や臨時列車などで運用する場合もある。運行期間は6月1日から8月下旬までの予定。初日の6月1日は日田駅で8時45分ごろから出発式を行う。

このほか、日田市内の久大本線・日田~天ケ瀬にあるトンネルの坑口4カ所に『進撃の巨人』に関連する「壁面アート」を設置する。

「壁面アート」のイメージ。【画像:(C)諫山創/講談社/JR九州】

『進撃の巨人』作者の諫山創氏は日田市の出身。日田市の「進撃の日田」は同市を壁に囲まれた『進撃の巨人』の世界の居住区に見立てた企画で、主要キャラクターの銅像を設置したり、『進撃の巨人』や作者に関するミュージアムを設けたりするなどの取り組みを行っている。

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