JR東日本は4月27日、同社が運営する新幹線について、5月28日の運転分から、すべての列車の指定席の発売を見合わせると発表した。一部の在来線特急も指定席を発売を見合わせる。
指定席の発売を見合わせる新幹線の列車は、東北新幹線の「はやぶさ」「はやて」「やまびこ」「なすの」と秋田新幹線「こまち」、山形新幹線「つばさ」、上越新幹線の「とき」「たにがわ」「Maxとき」「Maxたにがわ」、北陸新幹線「かがやき」「はくたか」「あさま」。在来線特急は中央線特急「あずさ」「かいじ」「富士回遊」と常磐線特急「ひたち」「ときわ」の発売を見合わせる。
このほか、東北新幹線から列車が乗り入れているJR北海道の北海道新幹線でも、5月28日以降に運転余栄の全列車で指定席の発売を見合わせる。JR西日本の北陸新幹線も5月28日運転分以降の指定席発売を見合わせるが、金沢~富山間のみ走る「つるぎ」の指定席は発売するという。
これらの列車は、新型コロナウイルスの感染拡大で利用者が減少。JR東日本は「今後このままのご利用状況で推移した場合は、一部の列車を運休する可能性があります」とし、運休の可能性を示唆した。運転計画の確定は5月中旬を予定しているという。