流鉄ダイヤ改正「減便」停車時間の増加で定時性向上も



流鉄(千葉県)は7月1日にダイヤ改正を実施する。同社は「コロナ禍における新しい生活スタイルや働き方の浸透によるお客様のご利用状況」を踏まえるとし、列車の減便などを行う。

流鉄の列車。【画像:muffinmiho/写真AC】

現在の運転本数は2014年3月のダイヤ改正以来、平日で72往復、土曜・休日で64往復となっている。改正後は平日が1日64往復で8往復の減便。土曜・休日も現在の64往復から5往復減の59往復になる。

初電は平日と土曜・休日ともに上下各2分繰り上げ。終電は平日で上り5分、下り10分繰り上げる。土曜・休日の終電は下りのみ10分繰り上げる。また、各駅の停車時間を増やし、終着駅にできるだけ定時に到着できるようにするという。

流鉄は馬橋~流山の5.7kmを結ぶ流山線を運営。馬橋駅で常磐線と連絡している。途中の鰭ヶ崎~平和台でつくばエクスプレス線(TX)を交差しているが連絡駅はない。2005年のTX開業や近年のコロナ禍の影響で利用者が大幅に減り、厳しい経営が続いている。来年2024年4月には運賃を値上げする予定。

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