東京地下鉄(東京メトロ)は11月11日、有楽町線と副都心線に新型電車の17000系を導入すると発表した。2020年度下半期にデビューする。
有楽町線と副都心線で現在運転されている7000系や10000系を連想させる丸型ヘッドライトを採用。丸ノ内線の新型電車2000系から運用を開始した車両情報監視・分析システム「TIMA」を導入し、総合指令所などから車両の状態を遠隔で監視できるようにする。また、床の位置を7000系より60mm低くしてホームの床との段差を抑える。
有楽町線と副都心線で現在運転されている東京メトロの電車は、1974年から1989年にかけて製造された7000系と、2006年から2010年にかけて製造された10000系の2種類。このうち7000系は最初の製造から45年が過ぎている。東京メトロは17000系の導入により、現在の7000系を置き換える。
17000系は2022年度までに180両(10両編成6本と8両編成15本)が導入される計画。まず10両編成1本が2020年度下半期に営業運転を開始する予定だ。
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