鳥取~若桜の鉄道・バス「5日間乗り放題」スマホアプリで発売 共通パスの実証実験



鳥取市などで構成される「鳥取県東部地域MaaS協議会」は9月8日、スマートフォンアプリを活用した共通パスの実証実験を実施すると発表した。鳥取~郡家~若桜の鉄道・バスが乗り放題の「鳥取県東部共通パス」を発売。公共交通の利用促進を目指し、鉄道・バスの併用による利便性向上の可能性や自家用車からの転移による利用者の増加などを検証する。

若桜鉄道の列車。【画像:polygon/写真AC】

「鳥取県東部共通パス」は10月10日~12月30日の期間中、連続する5日間に限りJR因美線の鳥取~郡家と若桜鉄道の郡家~若桜、日本交通の路線バス(若桜線)を自由に乗り降りできる。JR線の特急列車の普通車自由席は自由席特急券を追加で購入すれば利用できる。指定席とグリーン車は利用できない。

利用できる区間によって3種類あり、発売額は鳥取~郡家が1700円、郡家~若桜が2700円、鳥取~若桜が4400円。各区間内で有効な定期券と同時利用する場合に限り使える「定期券所持用」のパスも発売され、発売額は鳥取~郡家と郡家~若桜が各500円、鳥取~若桜が1000円になる。

「共通パス」の対象範囲と各区間の鉄道・バスの運行本数。【画像:鳥取県東部地域MaaS協議会】

JR西日本の観光型「MaaS」アプリ「setowa」で購入できる。発売期間は10月3日~12月26日で、利用開始日の1カ月前から利用当日まで購入できる。

また、利用料金の半額を補助するモニターを先着順で100人募集。協議会は「自家用車からの転換に係る課題や利便性向上の可能性について洗い出しを行い、持続可能な公共交通の実現に向けた取り組みに繋げていきます」としている。

協議会によると、鳥取~若桜の1日の運行本数は鉄道(JR・若桜鉄道の接続便)が14往復、路線バスは1日15往復で合計29往復。共通パスを利用することで選択肢の幅が広がり、利便性の向上が図られる。また、利用期間が5日間と短期間のため「お試し感覚」で利用できるという。

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