京王線の笹塚駅「ホームドア」来年2月から一部使用開始 今後の整備予定は



京王電鉄は12月22日、京王線の笹塚駅(東京都渋谷区)にホームドアを設置すると発表した。来年度2023年度内に全番線で使用開始する。

京王線の笹塚駅。まず1・4番線にホームドアが設置される。【撮影:草町義和】

設置するのは腰高式ホームドア。まず来年2023年2月26日の始発から1・4番線でホームドアの使用を開始する。京王電鉄はホームドア本体の設置は使用開始の約1カ月前から行うとしており、1月下旬には設置されるとみられる。残る2・3番線は2023年度内に使用開始の予定。

京王電鉄では京王線の新宿・国領・布田・調布・飛田給の5駅と井の頭線の渋谷・下北沢・吉祥寺の3駅でホームドアの整備が完了している。今後は笹塚駅のほか、井の頭線の久我山駅で2024年度中に整備の予定だ。

下北沢駅の井の頭線ホームに設置されたホームドア。【画像:京王電鉄】

このほか、京王線・井の頭線の明大前駅は1日の利用者数が10万人を超えており、国の基準ではホームドアの優先整備駅に該当するが、全番線で未整備。京王電鉄は京王線・笹塚~仙川で進めている高架化の進展にあわせて整備するとしている。

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