JR西日本は1月24日、「車両側面カメラ」を用いたワンマン運転の実用可能性の検証を行うと発表した。地上設備のコスト削減を目指す。
1月26日からしばらくのあいだ、山陽本線・福山~徳山間と可部線、呉線で検証を実施。車両は227系を使う。車両の側面にホームを撮影するカメラを設置。撮影映像を車載モニターに投影し、乗務員はモニター映像でホームの状況を確認する。
ワンマン運転では通常、ホームに設置したミラーやホームカメラなどの地上設備を用いてホームの安全確認を行うことが多い。JR西日本によると、車両側面カメラによる安全確認を行うことで地上設備を減らし、コスト削減を行えるかどうか検証するという。
JR西日本は「検証結果を踏まえ、今後の展開を検討していきます」としており、導入の可否や具体的な導入計画は明らかにしていない。
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