信越本線・安中~磯部の新駅「基礎調査」へ 広域幹線道との交差部、複数案を検討



群馬県安中市はJR信越本線・安中~磯部に設置することを構想している新駅について、来年度2025年度に施設の検討を実施する。同市の第3次総合計画に基づく実施計画(2025~2027年度)に「新駅構想基礎調査事業」として盛り込んだ。

信越本線の列車。【画像:ちゃんこちゃんこ/写真AC】

実施計画では西毛広域幹線道路と信越本線の交差部付近に「重要な都市機能」として新駅を整備するものとし、駅の基本方針や施設規模の算定、位置などについて複数案の検討を行う。施工計画と工期の検討に加え、土木・軌道・建築・電気関係について概算工事費を検討。設計条件を整理して報告書を作成する。

信越本線の安中~磯部。西毛広域幹線道路との交差部付近に新駅を設けることが考えられている。【画像:国土地理院地図、加工:鉄道プレスネット】
新駅周辺まちづくり検討事業の対象範囲。【画像:安中市】

安中市は今年2024年3月までに第3次安中市総合計画を策定し、「新駅周辺まちづくり検討事業」を盛り込んだ。これに基づきまちづくりの規模や需要予測、事業効果の検討などを本年度2024年度中に実施する。2025年度は新駅構想基礎調査事業のほか、まちづくり検討事業も引き続き実施。交通ネットワークの検討などを行う方針だ。

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