普通列車が7日間乗り放題「北海道&東日本パス」2023年の発売計画



JR北海道とJR東日本は2月17日、両社などの普通列車が乗り放題のフリー切符「北海道&東日本パス」について、2023年シーズンの発売計画を発表した。

JR東日本の男鹿線を走る普通列車。【撮影:草町義和】

切符の効力などは2022年シーズンと同じで、発売額は大人1万1330円・子供5660円。JR北海道・JR東日本のおもな駅やおもな旅行会社で発売される。発売期間と利用期間は次の通り。

●春季
・発売期間:2023年2月20日~2023年4月16日
・利用期間:2023年3月1日~2023年4月22日

●夏季
・発売期間:2023年6月20日~2023年9月24日
・利用期間:2023年7月1日~2023年9月30日

●冬季
・発売期間:2023年12月1日~2024年1月4日
・利用期間:2023年12月10日~2024年1月10日

利用期間中の連続する7日間、JR北海道・JR東日本の快速・普通列車の普通車自由席が乗り放題。第三セクター鉄道の青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道・北越急行の快速・普通列車とJR東日本のバス高速輸送システム(BRT)も自由に乗り降りできる。

北越急行ほくほく線など一部の第三セクター鉄道も利用できる。【撮影:草町義和】

在来線特急は特急券を別途購入しても利用できない。ただし石勝線・新得~新夕張と奥羽本線・青森~新青森の特急列車は、この区間内で乗下車する相互発着の場合に限り普通車自由席を利用できる。青森~新青森は全車指定席の快速・普通列車の普通車も空いている席を利用できる。新幹線も同様に利用できないが、北海道新幹線・新青森~新函館北斗は同区間内の相互発着に限り、特定特急券を別に購入すれば立席、または空いている席を利用できる。

「北海道&東日本パス」との併用を条件にした「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」(大人6110円・子供3050円)も例年通り発売される。北海道内の在来線特急の普通車自由席を自由に乗り降りできる。北海道新幹線・新青森~新函館北斗も立席または空いている席を利用できるが、同区間外からまたがって同一列車で乗り越したり、別の列車に改札内で乗り継ぐことはできない。

発売開始日は「北海道&東日本パス」と同じだが、発売終了日は「北海道&東日本パス」の利用期間最終日と同日。利用期間は「北海道&東日本パス」の利用期間のうち夏季の8月1~19日と冬季の12月28日~1月6日を除いた日になる。

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