相鉄・JR直通線の利用で「最大5万ポイント」JRキャンペーン 東急ルートと競合



JR東日本は6月1日から、相鉄・JR直通線(相鉄新横浜線・西谷~羽沢横浜国大)を利用するとポイントがプレゼントされるキャンペーンを始める。

相鉄線を走るJR埼京線からの直通列車。【撮影:草町義和】

期間は6月1日~8月31日。JR東日本のポイントサービス「JRE POINT」に登録したICカード「Suica」の入金(チャージ)残額で、JR線対象駅~相鉄線各駅を相鉄・JR直通線経由で利用した場合が対象だ。JR線対象駅は大崎・目黒・恵比寿・渋谷・新宿・池袋の各駅。

キャンペーン期間中に対象区間を利用すると、期間中の各月ごとに1回目の利用に対して「JRE POINT」が35ポイントずつプレゼントされる。また、対象区間を月に6回以上乗車すると、抽選で毎月10人に5万ポイントがプレゼントされる。

「モノレールSuica」や「りんかいSuica」での乗車は対象外。「Suica定期券」で定期券区間のみ利用する場合も対象外だ。ただし定期券区間と区間外をまたいで利用し、引き去られる運賃の区間がキャンペーン対象区間ならポイント付与の対象になる。

相鉄・JR直通線経由の列車の直通範囲。【画像:JR東日本】

相鉄・JR直通線は2019年11月に西谷~羽沢横浜国大の2.1kmが開業。羽沢横浜国大駅で東海道本線の貨物バイパス線(羽沢線)と接続し、相鉄線とJR埼京線の相互直通運転が始まり、相鉄線の東京直結が図られた。

2023年3月の相鉄・東急直通線の開業で東急線の列車も相鉄線に乗り入れるようになった。【撮影:草町義和】

一方、今年2023年3月には、相鉄・東急直通線(相鉄新横浜線・羽沢横浜国大~新横浜と東急新横浜線・新横浜~日吉)が開業。相鉄線と東急線の相互直通運転も始まり、相鉄線からの東京直通はJR線と東急線の2ルートが競合するようになった。

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