JR九州が2日間乗り放題「みんなの九州きっぷ」値上げも期間さらに延長、来年3月まで



JR九州は12月17日、同社の全線または九州北部の路線を自由に乗り降りできるフリー切符「みんなの九州きっぷ」について、発売・利用期間をさらに延長すると発表した。従来の発売計画では12月までだったが、来年2021年3月まで延長する。

JR九州の在来線特急。【撮影:草町義和】

1月以降の分は、1月9日~3月31日の連続する土曜・休日に限り、JR九州の九州新幹線や特急列車、快速・普通列車の普通車自由席が2日間乗り放題。普通車指定席も6回だけ利用できる。また、男性60歳以上・女性50歳以上なら入会できる「ハロー!自由時間クラブ」会員は平日も利用できる。

発売期間は今年2020年12月23日~来年2021年3月27日までで、利用開始の1カ月前から3日前まで購入できる。発売額は、JR九州の全線を利用できる「全九州版」が大人1万2000円・子供2000円。九州新幹線(博多~熊本)、豊肥本線、鹿児島本線(熊本~宇土)、三角線(宇土~三角)を含む北部エリアを利用できる「北部九州版」が大人6000円・子供1000円。大人は「全九州版」が2000円の値上げで、「北部九州版」も1000円値上げされる。

発売場所はJR九州のインターネット列車予約サービスとJR西日本のネット予約サービス「e5489」。JR九州の旅行窓口や九州・西日本エリアのおもな旅行会社も、宿泊旅行商品とセットの場合に発売する。

「みんなの九州きっぷ」は今年2020年7月から発売開始。当初は9月までの予定だったが、好評だとして12月まで延長され、さらに来年2021年3月まで延長されることになった。