近鉄は6月12日、「新型一般車両」を本年度2025年度から2027年度にかけて合計121両導入すると発表した。来年2026年1月以降、大阪線や名古屋線、南大阪線などで新形式の1A系電車や1B系電車、6A系電車が運行を開始する予定。すでに奈良線などで運用されている新型一般車両の8A系電車も引き続き増備し、老朽化した一般車両の更新を推進する。

1A系・1B系・6A系の車内設備は基本的に8A系とほぼ同じ。ベビーカー・大型荷物対応スペース「やさしば」や、ロングシート・クロスシート両用席「L/Cシート」を設置する。外装は6A系が8A系と同じ赤をベースにしたカラーリングに対し、1A系と1B系は青をベースにしたカラーリングを採用する。このほか、一部の車両はバリアフリー対応の多目的トイレを設置する。

大阪線・山田線・鳥羽線では1A系を導入する。本年度2025年度はトイレ付きで8両(4両2編成)を導入する予定。2026年1月に運行を開始する。名古屋線・山田線・鳥羽線では2025年度にトイレ付きの1A系を12両(4両3編成)導入し、2026年1月に運行開始。来年度2026年度はトイレがない1B系を9両(3両3編成)導入する予定だ。
南大阪線・吉野線・長野線・御所線では、2026年5月から6A系が運行を開始する予定。2026年度はトイレ付きで12両(4両3編成)導入し、2027年度もトイレ付きで8両(4両2編成)を導入する計画だ。
奈良線・京都線・橿原線・天理線の8A系も引き続き導入される。2025年度はトイレなしで36両(4両9編成)を導入する計画。2026年度はトイレ付きで16両(4両4編成)、2027年度もトイレ付きで20両(4両5編成)の導入が予定されている。

近鉄線では1960~1970年代に製造された通勤車両(一般車両)が多く、製造から半世紀以上過ぎている車両が400両以上ある。近鉄は2022年4月の運賃改定の申請にあわせ、新型一般車両の導入を発表。第1弾として奈良線・京都線・橿原線・天理線向けの8A系が昨年2024年10月にデビューした。
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