三岐鉄道の北勢線「年金相談列車」運行中 日本唯一、車内で相談



三岐鉄道の北勢線(三重県)では、車内で年金に関する相談ができる「年金相談列車」が運行されている。三岐鉄道によると日本唯一。月1回の運行で、直近では2月11日と3月15日に運行される予定だ。運行区間と時刻は次の通り。

三岐鉄道北勢線の列車。【ATOHS/写真AC】

楚原13時21分発→西桑名13時56分着
西桑名14時05分発→阿下喜14時56分着
阿下喜15時01分発→西桑名15時56分着
西桑名16時04分発→東員16時29分着

社会保険労務士が乗り込み、年金額を増やす方法など年金に関する相談ができる。相談は無料だが列車内のため乗車券は必要だ。予約不要で先着順に受け付ける。時間は一人15分まで。「ねんきん定期便」などを持参すると、詳しく相談できるという。

北勢線は、西桑名駅(桑名市、JR・近鉄桑名駅に隣接)と阿下喜駅(いなべ市)を結ぶ20.4kmの鉄道路線。2本のレール幅(軌間)が762mmと狭く、車体の幅も狭いのが特徴だ。かつては近畿日本鉄道(近鉄)の路線だったが、2003年4月から三岐鉄道が運営を引き継いだ。

「年金相談列車」の案内の一部。【画像:三岐鉄道】