都営地下鉄「子育て応援スペース」全線に拡大 運行時刻は当日確認可能



東京都交通局は8月29日、都営大江戸線の車両に設置している車内装飾スペース「子育て応援スペース」について、都営新宿線と都営浅草線にも導入すると発表した。都営地下鉄全線に拡大する。

「子育て応援スペース」のデザインは3種類。(左:ぐるんぱのようちえん、中央:きかんしゃトーマスとなかまたち、右:だるまちゃんシリーズ)。【画像:東京都交通局】

都営新宿線は10両のうち4号車と7号車のフリースペースを「子育て応援スペース」として装飾。最初の編成は8月30日から運行され、本年度2022年度末までに6編成が「子育て応援スペース」付きになる。都営浅草線は9月8日から最初の編成が運行開始。2022年度末までに8編成に導入される計画だ。8両のうち3号車と6号車のフリースペースが「子育て応援スペース」になる。

「子育て応援スペース」付き列車の運行時刻は運行当日、交通局ウェブサイトで確認できる。両線とも都営大江戸線と異なり他社線にも乗り入れる。交通局は乗り入れ先を京王電鉄・京急電鉄・京成電鉄・北総鉄道・芝山鉄道としている。

「子育て応援スペース」は2019年7月、都営大江戸線に導入。「小さなお子様連れのお客様にも安心して気兼ねなく電車を利用していただけるよう」(交通局)、フリースペースをアニメ・絵本のキャラクターで装飾した。装飾デザインは「きかんしゃトーマスとなかまたち」と「ぐるんぱのようちえん」、「だるまちゃん」シリーズの3種類。都営大江戸線では現在13編成に導入されている。

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