JR東日本の観光列車「桜を見る海里」4月に運行 新潟~高田間



HB-E300系「海里」の外観イメージ。【画像:JR東日本】

JR東日本の新潟支社は1月27日、HB-E300系ハイブリッド車の観光車両「海里 KAIRI(かいり)」の3月から9月までの運転計画を発表した。新潟・山形県の日本海沿いを走る臨時快速「海里」として引き続き運転されるほか、4月には「高田城百万人観桜会」にあわせ、新潟駅と高田駅(上越市)を結ぶ臨時快速「桜海里」として初めて運転される。

日本海沿いの白新線・羽越本線を走る「海里」は3月1日から9月27日まで、金・土・日曜と休日を中心に新潟~酒田間で運転。運行時刻は、下りが新潟10時12分発→酒田13時19分(3月14日以降は13時20分)着、上りが酒田15時02分(3月14日以降は15時00分)発→新潟18時31分着だ。途中の桑川~あつみ温泉間では「笹川流れ」と呼ばれる日本海の景観を楽しめるよう、速度を落として運転する。

また、途中の桑川駅で20~30分程度、下りのあつみ温泉駅で約10分程度停車。3月14日以降は上りの鶴岡駅の停車時間を約6分拡大して30分とし、買い物なども楽しめるようにする。ただし、一部の日は途中駅での停車時間を短くし、新潟10時12分発→酒田12時44分着と酒田16時00分発→新潟18時31分着の時刻で運転される。

4月8・15日は臨時快速「桜海里」として新潟~高田間を往復。運行時刻は新潟11時54分発→直江津14時07分発→高田14時16分着と高田19時08分発→直江津19時25分発→新潟21時50分着になる。このうち直江津~高田間はえちごトキめき鉄道の妙高はねうまラインに乗り入れる。

高田城百万人観桜会は、上越市内にある高田城の城跡公園(高田公園)で4月1~15日に開かれる観桜会。城跡には約4000本のサクラが植樹されており、約3000個のぼんぼりに照らされた夜桜は「日本三大夜桜」のひとつとされている。

えちごトキめき鉄道の高田駅。【撮影:草町義和】