鹿児島本線・千早~箱崎の新駅開業「2年先延ばし」九大跡地の再開発に対応



JR九州は5月12日、鹿児島本線・千早~箱崎に計画している新駅(福岡市東区)について、開業目標時期を見直すと発表した。

新駅は西鉄・福岡市営地下鉄貝塚駅や九大箱崎キャンパス跡地の近くに設けられる。【画像:かっきぃーくりえいと/写真AC、加工:鉄道プレスネット】

JR九州によると、新駅周辺で計画されている「九州大学箱崎キャンパス跡地のまちづくり」の公募開始を踏まえ、開業目標時期を2027年に変更するという。従来の目標時期より2年先延ばしになる。

新駅の位置は千早駅から2.3km、箱崎駅から1.7km。付近には福岡市営地下鉄箱崎線と西鉄貝塚線が連絡している貝塚駅や、九州大学箱崎キャンパスの跡地(約28.5ha)がある。JR九州はキャンパス跡地の活用を検討している地元協議会からの要望を受け、新駅の整備を決定。2020年10月の時点では2025年の開業を目指すとしていた。

新駅の位置。【画像:国土地理院地図、加工:鉄道プレスネット】

九州大学とUR都市機構は今年2023年4月28日、キャンパス跡地の土地利用事業者の募集を開始。来年2024年4月上旬に優先交渉権者を決定し、2025年度に土地利用事業者を決定する予定だ。土地の引き渡しは2025年度以降になる。

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