芸備線の運転再開「2カ月遅れ」に 東城~備後落合、落石・脱線で運休中



JR西日本は5月9日、落石事故の影響で一部区間が運休中の芸備線について、7月下旬頃の運転再開を目指すと発表した。当初の目標より2カ月遅れる。

芸備線の列車。【画像:ぴーうさ/写真AC】

落石事故は3月23日の夜に発生。新見18時25分発の備後落合行き下り普通列車(1両)が備後八幡~内名(広島県)を走行中、落石に接触して脱線した。この影響で芸備線は同区間を含む東城~備後落合が運休中。タクシー・バスによる代行輸送が行われている。

JR西日本は3月29日、5月下旬の運転再開を目指すと発表していた。同社の今回の発表によると、落石があった場所で周辺の斜面の調査を実施した結果、ポケット式の落石防護網を整備するなど落石対策の工事を実施する必要が生じたという。

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