JRグループの旅客各社は12月10日、2020年度の年末年始期間(2020年12月25日~2021年1月5日、計12日間)の指定席予約状況を発表した。新型コロナウイルス感染症の影響で、前年度2019年度を大幅に下回っている。
各社とも予約できる席の数は前年度より1~2割ほど減らしているが、JR東海は新幹線のみ予約可能席数を3%ほど増やし、463万席とした。JR西日本も新幹線は前年度並みの304万1000席を予約可能としている。一方、12月9日時点で予約が入っている席の数は、前年度の3~4割ほどだ。
JR東日本の場合、予約可能席数は新幹線が257万席(前年度の90%)、在来線が145万席(同84%)。12月9日時点の予約席数は新幹線が54万席(前年度の44%)、在来線が12万席(同49%)だ。同社は下りは12月30日、上りは1月3日の前後の日にちで混雑することが予想されるとしている。